“元筆談ホステス”斉藤里恵議員、初登院をSNSで報告 音声を文字変換する機器も導入
8日衆院選で初当選した、筆談ホステスとして知られている自民党の斉藤里恵議員。18日に召集された特別国会に初登院したことを自身のインスタグラムで報告した。
インスタグラムでは、ネービーのコートに白パンツという服装で「議員バッジを初めて胸につけさせていただき、この議席をお預かりした責任の重さ、そして国政に携わる使命の大きさを改めて強く実感しております」とコメントを添えている。
斉藤議員は、髄膜炎の後遺症で、1歳10カ月で聴力を完全に失った。19歳から水商売に進み、2007年に銀座の高級クラブで、筆談を駆使した独自の接客スタイルが人気となり、ナンバーワンに。さらに、自身の体験を本にした「筆談ホステス」(光文社)はベストセラーとなり、北川景子主演でドラマ化もされた。
2015年4月に東京都北区議会議員選挙に日本を元気にする会公認候補として立候補し、過去最多の6630票を獲得しトップ当選。しかし、旧立憲民主党の公認の参院選、共産党支援の東京都議会議員補欠選挙では落選が続いた。今月開票された第51回衆院選では、比例東海ブロックに単独立候補し、初当選。
斉藤議員に対して、議事参加に支障が生じないようにするための措置として、音声を文字に変換する機器の持ち込みを各派協議会は了承しているという。
初登院の投稿に「頑張ってください」「期待してます」といったコメントが上がっている。
政策については「きこえる、きこえないを越えた社会へ」「安心して子どもを産み育てられる環境を」「共生社会に向けたインクルーシブ教育を」などを掲げ、「情報がすべての人に届く」ことを願っているという。夫婦別姓については「選択的夫婦別姓」の導入に賛成の立場だ。
「初心忘れず」とタグをつけているためか、写真からは初々しさも感じる。聴覚にハンデを背負っている斉藤議員が望む「情報がすべての人に届く」社会。どのように実現していくか、手腕に期待したい。