チワワ放り投げ事件から考える ペットが「家族の一員」となる法が整備される日はくるのか
18日、動物好きの人にとっては許しがたい、衝撃的なニュースが報じられた。2025年8月、山梨県甲府市の県道から川へチワワを放り投げて死なせたとして暴力団員の男性が起訴された。
報道によると男性は神奈川県の海老名サービスエリアで自動車を盗んだところ、自動車には所有者のパソコンや衣類と一緒にペットのチワワも乗っており、犯人の男性は「証拠を残さないように」とチワワを約9メートル下の川へ放り投げ殺害したという。男性は動物愛護法違反などの罪に問われており検察は男性に対し拘禁刑5年を求刑しているという。
盗んだ自動車の証拠隠滅という自分勝手な都合で、他人のペットのチワワを死なせた犯人に対しネットでは「許せない」「胸糞悪い」「絶対に許してはいけない事件」「ペットといえど殺人事件と同じだと思う」といった声が相次いだ。
他人のペットを故意に傷つける行為は原則として刑法上の器物損壊罪にあたり3年以下の懲役又は30万円以下の罰金となる。今回、犯人に課せられた動物愛護法は動物の虐待に課せられる刑罰であり、器物損壊罪以上に重い5年以下の懲役又は500万円以下の罰金となる。
だが、ペットも時代が進むにつれ意味合いが変わってきており、現在では動物ではなく「家族の一員」として扱われる傾向が強い。現に今回の事件の被害者である飼い主は「殺人と同じで到底許せない」と語っており、現代の日本でもペットの扱いに関しては動物愛護法の範ちゅうでは扱いきれなくなっている。
その動きは日本よりも海外が活発であり、特にアメリカではペットを「家族の一員」として考えており、現にニューヨーク州では飼い犬が車にひかれて死亡した事故では、動物ではなく家族として扱い「家族を失った精神的苦痛による賠償請求」が認められたという判例も存在している。
近いうちに日本でも動物愛護法を超えた家族の一員として認める法令が出てくるかもしれない。