自民党に大量66人の新人議員、思い出される杉村太蔵氏の失言
先の衆院選を受け、18日に特別国会が召集された。当選した自民党議員は追加公認を含め316人で、うち新人は大量の66人を占める。それら“高市チルドレン”を対象に17日、自民党は初めて新人議員研修会を開催した。
テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」では、鈴木俊一幹事長が「思うことを思い切り言うと、しゃべる本人にとってはスカッとして気持ちのいいものだが、自分の発言がどういう影響を及ぼすかを考えながら、発言にも気を付けていただきたい」と念を押す様子が映し出された。金沢結衣議員は「国会議員の心構えというものを諸先輩から賜ってまいりました」と答えた。
自民が今回の研修会を行ったのは、SNSを通じた発信などが失言につながらないよう釘を刺すためだ。党が懸念を深めている背景には、裏金問題を受けて麻生派を除く各派閥が解散したことがある。かつて派閥は、政治経験が豊富なベテラン議員が若手を指導する教育機能を果たす側面もあった。だが今は「新人教育は党本部が中心となって担うほかない」(現職閣僚)のが実情だ。
2005年の衆院選では83人の新人が当選して「小泉チルドレン」と注目され、現在はコメンテーターとして人気の杉村太蔵氏もその1人だった。初当選直後に「料亭に行ってみたい」「国会議員はグリーン車乗り放題」などとテレビ取材に答え、猛批判を浴び謝罪会見を開く事態になった。
2012年衆院選では119人の「安倍チルドレン」が誕生し、14年の再選以降、金銭トラブルや女性問題などの不祥事が続き、「魔の2回生」「魔の3回生」との悪評を招いた。
例えば、2015年に武藤貴也氏は未公開株を巡る知人との金銭トラブルが報じられて離党。
2017年は務台俊介氏が台風被災地の視察の件で「長靴業界はだいぶもうかったんじゃないか」と発言して内閣府政務官を辞任し、中川俊直氏は不倫報道で経済産業政務官を辞任して離党した。
自民党では継続的に研修会を開いていくとしている。新人、ベテランに限らず、襟を正してくれればいいのだが。