伊藤園が自販機事業撤退へ 世間の「自販機離れ」が加速する理由

飲料メーカーの伊藤園が、自動販売機事業を直営から子会社に移管することを27日に発表した。自社による運営から手を引く形となり、事実上の自販機事業撤退と見られている。

伊藤園といえば、「お〜いお茶」「ウーロン茶」「健康ミネラルむぎ茶」などの大ヒット商品を販売している大手飲料メーカーだ。駅などには「伊藤園」のロゴが付いた自動販売機も多数設置されており、売り上げが下がっていたとは、多くの人は気がつかなかったのではないだろうか。

だが、その一方で、世間ではひそかに「自販機離れ」も加速しているようだ。自販機は24時間にわたり、夏は冷たく、冬は温かい飲料が手軽に手に入る機械だが、近年はコンビニのほか、24時間営業のスーパーの存在もあり、自販機を利用するメリットが減っているという。

また、自販機の飲料は基本的に定価での販売となるため、スーパーなどで購入するより割高となるケースも多く、ネットでは「自販機飲料は高い」「自販機を全く利用しなくなった」「家から持ってくればよい」といった声も少なくない。

一方で自販機側も、なんとか需要を高めようと、アニメやゲームのキャラクターをイメージした限定デザインの缶や、おまけを付けるなどして対抗しているようだが、やはり庶民は「定価よりも安い」商品に目が行きがちだ。今後も自販機業界は厳しい時代になりそうだ。

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