過去にけがをした演目に「負担が半端ない」 中村鶴松の代役に選ばれた中村勘九郎&中村七之助に心配の声
東京都台東区内の飲食店でドアを破壊し、現行犯逮捕された歌舞伎俳優の中村鶴松について所属事務所であるファーンウッドは「当面の間、謹慎する」と21日、発表した。2月に予定されていた「初代中村舞鶴」襲名披露興行を見送ったことも松竹株式会社より発表された。
鶴松は歌舞伎界では若手スターの一人に数えられており、今後もさまざまなスケジュールが入っていただけに代役選びは困難を極めているという。
そんな中、鶴松が出演する予定であった2月1日初日の「猿若祭二月大歌舞伎」(東京・歌舞伎座)は「中村屋」の一門である中村勘九郎と中村七之助の兄弟が代役を務めることが発表された。
知名度および実力からしても「最もふさわしい」代役であることは間違いないが、一方で勘九郎および七之助の体調面を心配する声がファンから上がっているという。
二人とも、もともとが多忙な人気役者であり、自分の仕事に加え、今回の「猿若祭二月大歌舞伎」で演じる予定の「雨乞狐」は一人六役をこなすハードな演目として知られている。今回は勘九郎と七之助の二人で分けて演じるようだが、勘九郎は現在44歳、七之助も42歳と若さと体力だけで押し切るのは難しい年齢に差し掛かっている。
加えて、「雨乞狐」という演目は2006年、勘九郎が中村勘太郎を名乗っていた際、靭帯を切断してしまう大けがを負ってしまった因縁の演目でもあるのだ。
そのためファンの間では「体調だけは気を付けてほしい」「二人の負担が半端ないな」「けががないよう頑張ってほしい」といった応援の声が相次いでいる。
「中村屋」の将来のためにも二人には頑張ってほしいものだが……。