群馬県で不登校を「ユニパス」と呼ぶことを決定 名称を変えただけでは意味がないと批判も

山本一太群馬県知事は15日、定例記者会見にて「不登校」を「UniPath(ユニパス)」と言い換えることを明らかにした。

これは群馬県独自の取り組みで、「不登校」が持つ否定的なイメージを払拭するため、unique(一人ひとりの)とpath(道)を組み合わせた造語として誕生したという。現在、不登校の児童や生徒にはさまざまな事情で通学できず、自宅やフリースクールで勉強する子どもたちも多い。そのために「不登校」ではなく「それぞれの道を歩んでいく」という意味合いを込めて「ユニパス」と名付けたという。

今後、ユニパスは群馬県が実施する事業のチラシや公式ブログなどで積極的に使用していくという。

だが、ネットでは新しく造られた言葉の「ユニパス」に対し「結局、不登校と変わらない」「不登校の理由なんてそれぞれ違って当たり前」「名称だけ変えても意味がない」といった否定的な声が相次いでいる。

事実、不登校児童・生徒が抱える問題は人それぞれで違うため、自治体がどこまで対処できるかは不透明である。また、不登校も90年代に入りそれまで使われていた「登校拒否」が持つ否定的なイメージを払拭させるため、不登校という造語が誕生した経緯があるため「名前を変えただけ」という指摘は的を射た意見だろう。

だが、一方ではユニパスという言葉に対し「それぞれの道、というコンセプトは良い」「前向きな言葉に聞こえる」など好意的に見ている人も多いようだ。

今後、ユニパスが不登校に代わる言葉として定着するのかどうかは、群馬県および山本知事の今後の頑張りにかかっている。

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