安藤美姫、誹謗中傷は日常茶飯事で男性週刊誌などの袋とじにも 強メンタルで今ではご意見番として重宝
冬季五輪2大会に出場した女子フィギュアスケート元日本代表でプロフィギュアスケーターの安藤美姫が17日、TBS系情報番組「ひるおび」に生出演。ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートペアで日本勢初の金メダルを獲得した“りくりゅう”こと三浦璃来と木原龍一を祝福した。
大会16日目の現地16日のこの日、“りくりゅうペア”が158.13点をマークし、世界歴代最高得点で大逆転の金メダルを獲得。日本中が沸きに沸き、2022年の北京五輪に並ぶ18個目のメダル獲得に到達した。
そんな中、19日に配信されたニュースサイト「ABEMA TIMES」は熱戦で盛り上がる華やかな競技の裏で、誹謗(ひぼう)中傷が深刻化していると報じた。安藤は18日放送の「ABEMA Prime」に生出演し、日本選手への誹謗中傷の議論の中で自身の経験を振り返り、考えを語った。
安藤は10代の頃の自身について、「私は有名になりたくてスケートをしていたわけではなかった。大好きなスケートをやっていて、たまたま上達が早かっただけで、自分の中の温度差と周りの注目度にすごく差があった」と吐露。
また、メディアの扱われ方については、「女性なので男性週刊誌などの袋とじに全部載った。そこからやっぱり見られる目線がすごく変わってきた。現役高校生で一番若かったし、4回転ジャンプも話題にしていただいたが、結果が伴わなかった」との苦悩を語った。
2006年のトリノオリンピック出場時には、「当時はコンピューターが苦手だったので、連盟に届く何千通もの手紙を全部見たが、ほぼ誹謗中傷だった。内容も、けがをしていること以上に、外見に対して『見苦しい』『日本の恥だ』『やめろ』といった言葉が日常茶飯事だった。手のひらを返される経験もした」とつらい競技生活も明かされた。
同番組によれば、「JOC(日本オリンピック委員会)はこれまでに、選手へのSNS上での投稿など6万件以上を点検し、そのうち1055件を悪質な誹謗中傷だとして削除申請を行い、約200件がすでに削除された」と伝えている。
これに安藤は、「対応としては素晴らしいと思うが、遅いとも思う」と指摘。SNSとの向き合い方については、「感受性は人それぞれなので、無理な子はSNSをやるべきではない。アカウントも作らないのが正解だと思う」との私見を述べ、「私は技術的な批判は気にならない。信頼しているコーチとの関係があるからだ。それよりも、人となりや身なりを批判される方が嫌だ」といった自身の考えを示した。
安藤といえば、“恋多き女”でも知られる。これまで数多くの熱愛を激写されてきたが2024年6月、自身が専任コーチを務める16歳フィギュア選手との手つなぎデートが週刊誌「週刊文春」(文藝春秋)にすっぱ抜かれ、翌7月には練習場の男子更衣室に何度も出入りしていたと「週刊女性」(主婦と生活社)が報じたのだ。
安藤は、現役時代から男性との盛んなスキンシップはたびたび目撃されてきた。だが、今回は相手が教え子でなおかつ未成年ということもあり、波紋が広がった。
この件に関し、安藤は否定したものの同月、同番組において「大人として、そして指導者としても、自分の配慮の足りない軽率な態度」と改め、涙ながらに生謝罪した。その一方で、未成年の教え子との関係については「事実無根」と頑なに否定。しかし、安藤の訴えはスポンサーには届かず、契約解消という形で締めくくられた。
とはいっても、安藤のメンタルは“鉄”並みである。連盟に誹謗中傷が押し寄せようが、2013年には父親のいない長女を極秘で出産しようが、何を言われようが安藤はそれでもリンクに立ってきた。
もともと、好感度も低位置だったことから、ちょっとやそっとの騒動では世間も反応しなくなり、下がることはないようだ。苦い経験が世に浸透し、その甲斐あって今では“ご意見番”的なポジションを確立しつつある。今後の活躍にますます目が離せない。