予算案、年度内成立は困難か 橋下徹氏「古い慣習を捨てればできる」
18日に発足した第2次高市内閣。過去最大122兆円を超える来年度予算案の審議入りは1カ月ほど遅れているが、高市早苗首相は同日夜の会見で来年度予算について「年度内の成立を目指してまいりたい」と強い意欲を語った。
これは永田町の慣例を破る異例の発言で、予算委員会での審議は通常20日弱かかるとされ、参議院の審議も考えると、年度内成立は困難とみられている。与党内では、衆議院の審議時間を70時間から80時間を慣例にしているところを40時間台に短縮する案が出ており、ある自民党幹部は「与党の質問時間を野党に譲ればいい」と提案。一方、野党からは、予算案の審議時間の短縮は国会軽視との反発の声が上がっている。
年度内の予算成立が可能かどうか注目されるが、19日放送の関西テレビ系情報番組「旬感LIVEとれたてっ!」に出演した元大阪府知事・元大阪市長で弁護士の橋下徹氏は「古い慣例を捨てれば可能」と持論を展開した。
番組でこの話題が取り上げられると、橋下氏は「古い慣例を捨てればできる!!」と書いたフリップを掲げ、こう説明した。
「どのメディアも注意しなきゃいけないのは、新聞にしても大手メディア、学者とかが、高市さんを批判するような意見を言っても、全く国民に響いてない。いろんな学者たちの意見を読んでも、『こんなことは想像できない』とか『ちゃんと有権者が判断しているのか』とか有権者の判断を軽く扱う意見が多い。自分の意見が絶対的に正しいことを前提に」と話した。
続けて「今回の国会も、多くの意見は『議論が短くなって国会軽視になるんじゃないか』といってるんですけど、そんなことないです。いままでの国会がおかしかった。議院内閣制だから与党が総理を出すじゃないですか。法案を出すときには与党で合意できている。だから与党は国会で質問する必要はないんですよ、本当は。国会見たら分かるけど、ほとんど”ヨイショ質問”だから」と指摘。
さらに野党側の質問についても「予算に関係ないスキャンダルの質問とか、そんなのばかりやってたじゃないですか。あれ、ぎゅっとコンパクトにして本当に予算に必要な質問だけに絞れば、もう全然、年度内成立は余裕でできますよ」と批判した。
20日に高市首相の施政方針演説が行われ、国会論戦は本格化する。予算案審議のゆくえが気になるところだが、はたして橋下氏の提言のように審議時間を短縮することはできるだろうか。