「King Gnu」公演中の撮影を全編許可も心配される「モラル低下」
15日、人気ロックバンド「King Gnu」の常田大希がインスタグラムの生配信を行い、近日行われる予定の「King Gnu全国ツアーの公演中の撮影を全編許可する」と発表した。
これまでKing Gnuはライブステージにおいて来場者による写真や動画撮影は「許可を出した一部の楽曲のみ」に限定的だった。だが、常田によると、「数曲だけ一斉にカメラを向けてくる」「その時間だけ撮影会みたいになる」という悩みがあり、21日からはじまる全国ツアー「King Gnu CEN+RAL Tour 2026」からは試験的に全ての楽曲を撮影可とするという。
常田は「日本は世界に比べて鑑賞マナーが良い国なのにルールが厳しい」「ルールというものを減らしていきたい」とも考えているという。事実、常田の言う通り、海外アーティストの多くはライブ中に撮影できるケースが多く、逆に日本は撮影および録音を禁止にしているアーティストがほとんどである。
ある意味、今後の「日本のアーティストのあり方」に一石を投じる、勇気ある決断といえるがネットでは賛否含めさまざまな声があふれている。
特に懸念されているのが、「ライブそっちのけで撮影に集中する人が出てきそう」「スマホを頭の上に掲げられると後ろの人が見えなくなる」など鑑賞マナーが荒れてしまう可能性や「撮影したライブ動画を販売や収益化する人が出てきそう」といったモラル面の低下が指摘されている。なお、常田は生配信にて「マネタイズは推奨していない」と呼び掛けている。
一方で動画に残す事により、「強い思い出」として残りやすくなるほか、SNSへの拡散で宣伝ができるなど、全編撮影可のアーティスト側もメリットも多いはずである。
今後、日本でライブ中の撮影が可能になるかは、今月からのKing Gnuの全国ライブにかかっている。