高市首相「なんか意地悪やなぁ」 爆笑・太田、怒りに触れネットでは進退を問われる

お笑いコンビの爆笑問題・太田光が8日、TBS系衆議院議員選挙特番「選挙の日2026 太田光がトップに問う!結果でどう変わる?わたしたちの暮らし」に出演。選挙戦での白熱ぶりを伝え、番組内で自民党の高市早苗首相と一悶着(ひともんちゃく)する場面があった。太田の質問は「失礼過ぎる」などと物議を醸す一方で、エンディングでは自身が抱く政治への危機感を語った。

太田の選挙特番でのキャスターはこれで5回目。同局の日曜日に放送されるお昼の情報番組「サンデー・ジャポン」(以下、サンジャポ)のMCを務めている経緯や歯に衣着せぬ物言いが買われ、近年は太田の起用が定着しつつある。同番組の公式サイトで、太田は「毎回試行錯誤していて、視聴者の方にいかに分かりやすく伝えるか、その中でいい意味で面白く、刺激的な、そういうところを探し中です」とのコメントを残した。

今回、「選挙の日」での総合司会は同局アナウンサーの井上貴博が抜てきされ、太田はスペシャルキャスターとして出演。番組では、開票を終えた各党首と中継がつながり、太田の宣言通りの鋭い切り込みが国民にインパクトを与えた。

そんな中、スタジオは高市首相と中継をつなぎ、太田が「高市総理、今度『サンジャポ』でお待ちしてます」と呼びかけ、これに高市首相も「ありがとうございます。私も『サンジャポ』大好き!」と笑顔で応じた。

だが、和やかムードは一転。太田は、自民党が公約に掲げた消費税減税案に関して「ここまで勝っちゃうと、自民党内でもやらなくてもいいんじゃないかという声が出てくるかもしれない」とけしかけた。すると高市首相は、「公約を掲げて、選挙を戦って、それでやらないという候補者はいないと信じています」との意思を伝えた。

だが、太田は「大変失礼なことを言いますが、日本の政治家っていうのは、責任の所在があやふやになることが多いなと思うんです」との私見を述べ、「もし、(公約を)できなかった場合、高市総理はどういうふうに責任取るんでしょうか?」と切り込んだ。すると、高市首相の形相が一気に変わり「公約に掲げたんだから、一生懸命いまからやるんですよ。できなかった場合とか、そんな暗い話はしないでくださいよ」と怒りをあらわにしたのだ。

緊張感の漂うなか、それでも太田は引き下がらず、政治家としての責任の取り方について再び追及。高市首相の逆鱗に触れたのか、「なんか意地悪やなぁ。最初からできへんと決めつけんといてください」と嫌味を交え、やりとりは終了した。

この状況を見ていた国民は、「総理に対して失礼極まりない。ネタとして成立しない」「失礼なのが太田のキャラだろうけど、日本の将来を変えていこうと試行錯誤する高市さんが気の毒でならなかった」「身を粉にして日本のために働きかけている方に」と高市首相を擁護し、「所詮は芸人。政治への批判はともかく、政策に口出しするな」「太田は毎回スベっている。いい加減、選挙の番組で芸人やタレント使うのはやめたら」「場を慎みなさい!相手は総理大臣でネタを披露する場ではない」などと太田へのバッシングがネット上を席巻した。

その一方で、政党のトップにも忖度(そんたく)なしに踏み込む姿が広く認知され、太田の切り込みが国民の関心へとつながっているのも事実だ。ただ、高市氏への進退に執着したことはいかがなものであることは否めない。さらに、高市首相が関西弁で苛立ちを見せた際には、「なんで関西弁?」と冗談交じりにツッコミを入れており、番組の趣旨が問われるものである。

太田は、高市首相との問答について「一番印象に残った」とコメント。毎度のことだが、選挙報道では炎上に尽きる。だが、若者の政治への関心が薄いといわれるなかで太田のような“物言い”はある意味、貴重であり代わりはいないのかもしれない。

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