「日本テレビに異変」 人気俳優を起用もドラマの視聴率は右肩下がり 関係者は「もはや壊滅的」と一刀両断

5日配信の「デイリー新潮」(新潮社)は、「日本テレビに異変が起きている」と報じた。日本テレビ(以下、日テレ)は2022年まで12年連続で全日(6時~翌日0時)、プライム(19~23時)を含めた個人視聴率が1位の「三冠」を達成していたが、2023年は“王者”の座をテレビ朝日(以下、テレ朝)に奪われ13年連覇を阻止された。昨年も「三冠」はテレ朝に奪われている。

そして2026年のスタート早々、今期ドラマが「総崩れ」と指摘。現在、日テレにはドラマ枠が9つあるが、そのうち年間視聴率に大きく影響するゴールデン・プライム帯の連続ドラマは俳優・杉咲花が主演する「冬のなんかさ、春のなんかね」(水曜22時~)、上白石萌歌と生田斗真主演「パンダより恋が苦手な私たち」(土曜21時~)、篠原涼子主演「パンチドランク・ウーマン―脱獄まであと××日―」(日曜22時30分~)の3つである。

だが、現在までの世帯視聴率は3作品ともに初回放送から右肩下がりで、「パンチドランク・ウーマン」の第4話(今月1日放送)は2.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)にまで下落したことが発表されている。

同サイトは、「プライム帯ドラマの合格点が世帯9%と言われる中、3%台や2%台では話になりません。主演を見ると、若手実力派の杉咲はまだしも、上白石の相手役に生田、さらに篠原です。芸達者であることは認めますが、何年前のキャスティングだ?と言いたくもなります」と日テレ関係者の“愚痴”を掲載し、「ひと昔どころか、ふた昔近くも前のキャストと言っていいでしょう」との“自虐”を伝えている。

さらに、前出関係者のダメ出しは続き「他局と比べ日テレのドラマのタイトルは長い」と一刀両断。昔から長いタイトルのドラマは当たらないとしたうえで、「今期の日テレのドラマは、いずれも10文字以上であることに加え、略称も定着しにくいものばかり。見てみようという気持ちも起きにくい。もはや壊滅的です」と斬って捨てた。

これに同サイトは、「やはり年間三冠王の座をテレ朝に奪われて士気が落ちた」との見方を示した。

日テレといえば、2023年に放送されたドラマ「セクシー田中さん」騒動が思い起こされる。翌24年1月、原作者であるマンガ家・芦原妃名子さんが亡くなった事件は社会に大きな衝撃を与え、今なおネット上で論争が続く。

その騒動とは、芦原さんの人気漫画が日テレでドラマ化が決定したのだが、ドラマ化の過程で芦原さんの意向が無視され、脚本が原作から大きく変更される事態が発生。とくに、ドラマの終盤にあたる9話と10話は、原作に描かれていないオリジナル展開が提案され、芦原さんはこれに対して修正を求めたのだが、最終的には脚本家の降板を要請することになった。

芦原さんの死後、SNSでは脚本家や制作側への批判が高まり、クリエーターの権利や尊厳が軽視されている現状を浮き彫りにし、業界内外での議論を引き起こした。また、法律の専門家は、同様の悲劇を繰り返さないために、業界全体での改善が必要であると警鐘を鳴らし、社会的な反響を集めた。

先月2日、日テレは2025年の年間視聴率(2024年12月30日~25年12月28日)で、ゴールデン帯(19時~22時)の個人全体視聴率が5・2%(同)で1位だったと発表。ひとまずはタイトルを獲得できたが、その喜びも束の間、ドラマの不調で先が思いやられるばかりだ。

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