長渕剛の名曲「順子」にSNSから盗用指摘 「どっちが先なのか」論争巻き起こる
X(旧Twitter)でちょっとした盛り上がりを見せた話題がこのほどあった。それは長渕剛のかつてのヒット曲「順子」はパクリではないかというものだった。
「順子」は長渕の出世作。1980年6月、もともとアルバム「激流」の収録曲だったが、ファンからの要望により5枚目のシングルとしてリリース。同年8~9月にかけてオリコン週間シングルチャートで6週連続1位。同年の年間5位を記録。一躍トップシンガーの仲間入りを果たした。
この楽曲をめぐり騒動が起きたのは1月26日、某アカウントによるXへの投稿がきっかけだった。その投稿は《長渕剛の順子の名前を書き換えたカバーか、と思いきや作詞は分かるけど作曲まで自身の名義にしちゃうのは…おや?と思った自主制作シングル。年号がわかればなあ…》というもの。
昔、小川信之という人が出した自主制作シングル「きみまち橋」の画像と音源も添えられた。それを聴くとB面に入っている「PART-1」という曲が「順子」にそっくり。歌詞の「順子」の部分を「くみこ」に変えただけのものだった。
これにユーザーたちは大きく反応。「これは、どえらい大発見なのでは」という驚きの声のほか、「順子の名前だけ違う歌があるという都市伝説は知ってたけど」という証言や、「言われてみれば、『順子』の曲調って長渕っぽくない」「長渕剛がシングルカット嫌がった理由はこれだったのか」という疑いの声も。また「きみまち橋」の品番から「順子」の発売より先か後かを推察する人も多かった。
そんな中、一定の決着をみたのが同30日。あるアカウントが「順子」がヒットした当時の「女性自身」(光文社)の画像を貼付して、《記事によれば長渕が順子シングル発売前にラジオで先行して歌ってたのを秋田のアマチュア青年が録音し、パクッて発表した、という話です。長渕とも話し合いはついてます》と説明。これで多くのユーザーが長渕のパクリではなかったと納得した。
この記事によれば、当時、話し合いの結果「PART-1」の原盤は廃棄してレコードは回収になり、500枚プレスしたうちの400枚は回収済み。今回の騒動は未回収100枚のうちの1枚が発見されたことで起こったといえそうだ。