オンライン授業の闇…わざと遅刻する学生や授業妨害も 長野大学非常勤講師が懲戒処分

長野大学は28日、同大学に所属する非常勤講師を懲戒処分にしたことを発表した。

長野大学の公式ホームページによると、昨年11月25日に実施したオンライン授業にて一部の生徒が遅刻したことに立腹。学生に対して不適切な発言をするとともに授業を切り上げ、全学生を退出させたうえで欠席扱いにした。さらにオンライン上にアップした学習教材も引き揚げてしまい学習ができないようにしたという。

ネットでは「いったい何があったのか」「なぜそんなにキレる必要があったのか」「理解に苦しむ」といった声が出ているが、一部では「オンライン授業の欠陥」を指摘する声もある。オンライン授業とはZoomなどのサービスを使いリアルタイムで授業を行うもので、パソコンやタブレット端末、ネット回線に関しては生徒個人で用意する必要がある。

そのため回線接続が不安定な生徒もおり、出席したくても出来ない生徒のほか、対面でないことを利用して別の授業の課題を進めたり、サボったり回線の不備を理由にわざと遅刻する生徒も少なくないという。

また、生徒側もZoomなどのサービスを理解しておらず、「マイクを切り忘れて雑音が混じる」といったトラブルのほか、オンライン授業は生徒を無制限で受け入れることが可能であり、授業によっては100~200人以上の生徒を講師が管理するなど講師側の負担も大きいとされている。

このようなオンライン授業の実施は2020年以降のコロナ禍で急速に広まったが当然、ネットに詳しくない講師や生徒もおり開始当初はトラブルも絶えなかった。

現在もオンライン授業は「授業を受け持つ講師や教授の負担が大きい」とされており、長野大学講師の件は現在の大学教育全体の問題とも言えそうだ。

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