【朗報】高校音楽教科書にAKB48の｢365日の紙飛行機｣の楽譜掲載

　検定で合格した高校の教科書では、今回も最近話題の人物や出来事などが取り上げられた。

　現代文Ｂでは、芥川賞作家でお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが初登場した。
　大修館書店は、又吉さんが祖母との思い出や交流をユーモアを交えて記した文章「祖母が笑うということ」を掲載。
　数研出版は、芥川賞と直木賞について解説するコーナーの中で又吉さんの写真を載せた。

　音楽之友社は音楽IIの教科書で、ＮＨＫ連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌となったアイドルグループＡＫＢ４８の「３６５日の紙飛行機」の楽譜を載せた。

　日銀が２０１６年に導入したマイナス金利については、山川出版社の政治・経済が初めて記載した。
　清水書院の倫理と新興出版社啓林館のコミュニケーション英語IIは、人工知能（ＡＩ）の進化を取り上げた。

　科学関連では、１５年にノーベル賞を受賞した大村智、梶田隆章両氏が物理や地学、英語の教科書に載った。
　重力波の観測については新興出版社啓林館が物理で、ゲノム編集技術については同社と数研出版が生物で、それぞれ記述した。

　化学では１社が２点の周期表に、理化学研究所などが世界で初めて合成した１１３番元素「ニホニウム」の元素記号「Ｎｈ」を載せたが、検定で「誤り」と指摘されて削除した。
　元素名などが正式決定されたのが昨年１１月で検定申請の後だったため、「フライング」と判断された。
　各社とも近く訂正申請し、実際に１８年度から使われる教科書には掲載される見通しだ。（2017/03/24-15:05）

時事通信
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017032400901